ニュース 電子 作成日:2011年5月18日_記事番号:T00030078
資金難に陥っている中堅DRAMメーカー、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)は17日、投資財源を確保できないため、中国重慶市で8インチウエハー工場を運営する全額出資子会社の渝徳科技を売却することを董事会で決議した。18日付工商時報が伝えた。
同社は昨年の年次報告書で、渝徳科技の債務について、重慶西永微電子産業園区開発公司から債務保証を受け、返済繰り延べを申請するとともに、重慶市政府との間で債務の出資転換または出資受け入れについて協議していると説明していた。今回の売却先が重慶市政府かどうかは明らかにされていない。
渝徳科技の資本金は42億5,100万台湾元(約120億円)で、昨年時点で純資産は7億元余りしか残っていない。
プロモスは2008年に8インチウエハーの生産設備を渝徳科技に移転し、電源管理IC、アナログICの生産を開始した。しかし、DRAM価格の暴落でプロモス本体が巨額の損失を計上したため、追加投資ができず、渝徳科技は生産を拡大できないまま、赤字経営が続いている。
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