ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台湾金控の設立計画、公平交易委が認可


ニュース 金融 作成日:2007年10月5日_記事番号:T00003010

台湾金控の設立計画、公平交易委が認可

 
 行政院公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)は4日、政府系金融機関の台湾銀行、台湾土地銀行、中国輸出入銀行の統合により発足する金融持ち株会社「台湾金融控股」の設立計画を認可した。これにより、来年1月1日の正式発足に向け一歩前進した。5日付自由時報などが伝えた。

 3行の統合により、預金、融資の各市場でシェア15%を超えると見込まれるが、公平交易委は「シェアの集中度は中低水準にとどまり、市場競争を損ねることはない」として、設立計画を認可した。

 台湾金控は個人向けの小口金融、企業向け金融、外国為替、証券、保険など金融業務全般を傘下に置く大型の金融持ち株会社となる。総資産は1,588億台湾元(約5,671億円)で、3行の合計支店数は国内308カ所、海外16カ所。預金、融資のシェアはそれぞれ18%、19%で銀行業界首位に躍進する。資産規模は世界89位で、シンガポールの三大銀行(DBS、UOB、OCBC)を上回る。