ニュース 電子 作成日:2011年5月19日_記事番号:T00030108
発光ダイオード(LED)エピタキシャルウエハー・チップの泰谷光電科技(テクコア)は18日の董事会で、6月18日に任期切れを迎える董監事の改選を議題として扱わず、改選が先送りされることが確実となった。19日付経済日報などが伝えた。
これを不満とする大株主のLEDパッケージング(封止)最大手、億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)は、テクコアの対応について、会社法に違反する「違法行為」に当たるとして、発注キャンセルなど強硬措置で臨むことも辞さない姿勢を示した。
これに先立ちテクコアは4月28日の董事会で、エバーライトと晶元光電(エピスター)を引き受け先とする10億台湾元(約28億円)の第三者割当増資で手続き上の瑕疵(かし)があったため、株主としての権利に疑問が生じたと主張し、董監事改選の延期を宣言。エバーライトはテクコアが経営権喪失を恐れ、時間稼ぎをしていると反発していた。
テクコア側は「董監事を改選しないというのではなく、臨時株主総会の日程を改めて定め、早ければ9月末までに改選を行う」と説明。その上で、トラブルの発端となったエバーライトとエピスターの増資引き受け分について、新たな資本提携先を探し、株式の買い戻しを計画しているとした。
これに向け、テクコアは資本提携先候補と株式交換に関する交渉を進めたものの、交渉は不調に終わったとされる。
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