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AV見てビックリ、主役は自分


ニュース 社会 作成日:2011年5月20日_記事番号:T00030114

AV見てビックリ、主役は自分

 素人のビデオ作品を集めた有料AVサイト「亜洲業餘自拍網」を見ていた新竹市在住の男性調理師、林さん(24)は思わず目を凝らした。画面の中の裸の男女に見覚えがあったのだ。よく見ると……なんとそれは紛れもなく自分と恋人(20)だった!

 林さんが見たのは、「僕のXにあえぐ彼女」という投稿作品。二人の表情やベッドでの一挙一動が約20分間、はっきりと高画質で記録されていた。自分が全く知らない間にAVの主役となり、恋人との親密な行為を有料公開されていたとは!林さんが驚き、激怒したのは言うまでもない。サイトは会員制で、少なくとも100人以上がこの作品を見たと思われる。

 そこで林さんは、作品をDVDに録画して警察に通報。犯人を見つけ、これ以上被害者が出ないようにしてほしいと訴えた。警察が調べたところ、盗撮場所は二人が2月18日にデートした新竹科学工業園区(竹科)近くのモーテル「好歓喜」。画面の様子から判断し、テレビに盗撮機器を仕掛けて隠し撮りしたものと思われた。

 しかし、警察がモーテルを調べたところ、盗撮機器は見つからなかった。逆にモーテル側は、利用客がチェックアウトした後に、必ずモバイル式の盗撮防止装置で盗撮機器がないか確認していると主張した。利用客を装った外部の犯行の可能性が高いとはいえ、同サイトは米国に設置されていることが分かっており、作品の投稿者を特定することはできなかった。

 結局、犯人探しに利用できるのは、モーテルの利用客名簿しかない。が、そうなれば一般の利用客の家庭内にもめ事を招く可能性も。警察も慎重にならざるを得ず、頭を抱えている。

 ちなみに、今や盗撮機器は小型化が進み、ボールペンや名刺として部屋の中に設置することができ、怪しまれることはない。モーテル利用者が隠し撮りを心配せずに安心して二人の時間を楽しむには、部屋の灯りを消すのが最善の方法ではないだろうか?