ニュース 社会 作成日:2011年5月20日_記事番号:T00030115
来年1月の総統選に向けて「政治の季節」に入り、ちまたで政治の話題に花を咲かせる人も多いが、元司法院職員で現在は新北市職員の陳威志さん(49)は、歯医者で政治の話に触れたばかりにとんだ被害に遭ったと主張している。
20日付蘋果日報によると、陳威志さんは新北市中和区内の歯科医院に長年通ってきたが、診療時に陳建威医師(48)と政治の話題に及んだところ、政治的立場の違いから前歯7本を故意に削られたと主張。警察に告訴したことを明らかにした。
主張によれば、2年半前の通院時、歯科医は「司法は特定政党や元首に対し不公平で圧力を加えている」などと発言。当時司法院に勤めていた陳威志さんが反論すると、歯科医は歯を削るエアタービンと呼ばれる器具で下の前歯7本を削り、帰宅後に確かめると歯髄が露出するほど削られていたという。
当時は告訴を見合わせた陳威志さんだったが、削られた場所が腫れて痛むため、先月27日に再び同じ歯科医を訪れると、歯科医は「銃弾1発で選挙が変わる」などと言いながら、陳威志さんの歯をさらに削り、歯が傾いたというのだ。
しかし陳建威医師は「診療時に政治の話などしたことがない。彼の政治的傾向も知らない」として「誤解だ」と主張。患者は歯のかみ合わせが悪く、歯が自然に削れたものだと説明し、レントゲン写真を証拠に示した。
同紙記者が別の歯科医に意見を求めたところ、やはりかみ合わせが悪いために自然に削れたのではないかとの見解も聞かれた。果たしてどちらの言い分が正しいのかは判然としないが、政治談議が往々にしてトラブルの原因になる実例のようだ。
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