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台塑集団、シリコンでノルウェー企業と提携模索


ニュース その他製造 作成日:2007年10月5日_記事番号:T00003013

台塑集団、シリコンでノルウェー企業と提携模索

 
 太陽電池用多結晶シリコン大手のノルウェー企業RECは、台湾、韓国、シンガポール、マレーシアのいずれかに新工場の建設を検討している。これに対し、多結晶シリコン事業に参入した台塑集団と石油化学メーカーの台湾聚合化学品(USI)は、RECとの技術協力に名乗りを上げている。双方の交渉は一時中断していたが、最近接触を再開したといい、業界内で注目を集めている。5日付経済日報が伝えた。

 台湾では太陽電池事業に参入する企業が増えているが、川上の多結晶シリコン生産部門だけが欠けており、業界内ではRECの台湾進出に対する期待が高まっている。当局は彰浜工業区へRECを誘致する方向で働き掛けを行っている。

 RECのトルセン会長は来週、中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)の招きで台湾を訪れ国際太陽エネルギー光電産業フォーラムに出席する予定で、RECの新工場建設先に大きな注目が集まりそうだ。

 ただ、業界内では多結晶シリコンの生産はエネルギー消費量が多く、汚染物質排出の可能性が高いため、RECが台湾に工場を設ける場合、環境影響評価などが難航するとの見方もある。