ニュース 公益 作成日:2011年5月23日_記事番号:T00030152
馬英九総統は20日、「国家エネルギー政策会議」を開き、関係官庁に対し、政策的手段で再生可能エネルギー産業やグリーンエネルギー産業の育成を図り、温室効果ガスの排出を削減するよう取り組みを求めた。また同日視察に訪れた太陽電池最大手、茂迪(モーテック・インダストリーズ)でも馬総統は、台湾をグリーンエネルギー輸出の世界的な拠点として位置付けていく意向を強調した。21日付工商時報が伝えた。
モーテックを訪れた馬英九総統(右1)(20日=中央社)
ただ、モーテックの張秉衡執行長も「台湾のグリーンエネルギーは高品質だが、コストも中国を上回っている。中国は原材料の輸出国である上、人件費も安い。さらに、環境規制も少なく法令も緩い」と指摘するなど、業界では同産業で中国と競争するのは困難との見方が出ている。
中美矽晶製品(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ、SAS)の徐秀蘭総経理も「台湾のグリーンエネルギーは(太陽電池の)変換効率が世界で最も高いが、原材料や設備をすべて輸入に頼っている」と述べ、政府が政策的支援で業者の競争力を向上させていくべきだとの考えを示した。
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