ニュース 商業・サービス 作成日:2011年5月23日_記事番号:T00030155
中華電信とシンガポール・テレコム(シングテル)が共同運用する商用通信衛星「中新2号(ST−2)」が台湾時間21日午前4時38分、仏領ギアナで打ち上げに成功した。10日間ほどで軌道に乗り、2カ月以内に商業運転を開始、2012年に予定される台湾5大テレビ局によるアナログ放送からデジタル高画質放送への全面移行に利用される。22日付経済日報などが伝えた。
打ち上げに成功した「中新2号」。台湾テレビ業界デジタル化の幕開けとなる(21日=中央社)
同衛星の投資額は3億5,000万米ドルで、出資比率は中華電信38.13%、シングテル61.87%。1998年打ち上げで使用期限が迫る「中新1号(ST−1)」の業務の引き継ぎ、発展を担う。
また中華電信は、テレビ放送のほか、同衛星を緊急災害時の通信、および台湾内外の海運業者をターゲットに船舶通信分野でも応用したい考えだ。
同社はまた、今回の打ち上げに合わせ、地上受信局や受信信号コンバーター、受信機などを調達する。金額は数十億台湾元(1元=2.84円)に達すると予想され、セットトップボックス(STB)メーカーの百一電子や兆赫電子(ジンウェル)などに商機が見込めそうだ。
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