ニュース 電子 作成日:2011年5月23日_記事番号:T00030167
液晶テレビ用パネルの5月価格が、約2年ぶりに全面的な値上がりとなっている。中国の労働節(メーデー、5月1日)連休で、液晶テレビは前年同期比15〜20%の販売増を記録。メーカーが在庫不足を補う動きに出たことがパネル価格上昇につながった。これにより、奇美電子(チーメイ・イノルックス)、友達光電(AUO)の台湾パネル大手2社は、第3四半期に損益均衡、または黒字転換できる可能性があるとの見通しが証券会社より示された。23日付経済日報が報じた。
市場調査機関、ウィッツビューの張小彪副総経理によると、5月下旬のパネル価格上昇幅は1枚当たり2〜3米ドル。奇美電は中国の液晶テレビ用パネル市場でシェア約30%、AUOは20〜25%のシェアを得ており、大きな恩恵が期待できる。
張副総経理はまた、世界の液晶テレビ市場で中国のシェアが20〜25%である一方、欧米は60〜65%と圧倒的に大きく、パネル価格の値上がりが今後持続するかは欧米市場や大手テレビメーカーの動向を注視する必要があると指摘した。
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