ニュース 農林水産 作成日:2011年5月24日_記事番号:T00030181
台北市、新北市などを流れる淡水河で捕獲され、市場に出回っている魚から発がん性物質の「ヒ素」が検出されたと報じられたことを受けて、行政院農業委員会漁業署は23日、淡水河で捕れた魚は食用に適さないため、新北市に対し当該水域での漁業活動を禁止するよう要求したと発表した。24日付自由時報などが伝えた。
報道を受けて新北市農業局漁業処は同日、ヒ素が検出された魚が捕れたと報じられた中流域で捕獲作業を行い、サンプルを台湾SGS(台湾検験科技)での分析に回した。ただ同市衛生局によると、重金属検査で検出されるのは「総ヒ素量」だが、通常、人体にとって毒性の低い「有機ヒ素」が多くを占めるという。有害な「無機ヒ素」は台湾に含有量の基準値は定められていないため、漁業処は今後、中央政府に基準値の制定を提案するとしている。
また淡水河で水揚げされた一部が高雄市の冷凍魚加工工場に運ばれたと報道されたことを受け、同市衛生局が加工業者2社を検査。その結果、淡水河ではなく台南市と雲林県で水揚げされたものだったことが判明した。
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