ニュース 電子 作成日:2011年5月24日_記事番号:T00030195
資金難に陥っている中堅DRAMメーカー、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)は、運転資金を確保するため、中国重慶市で8インチウエハー工場を運営する全額出資子会社の渝徳科技を、中国の中航航空電子系統に1億人民元(約12億5,000万円)で売却することで合意した。24日付工商時報が伝えた。
プロモスの手持ち現金は4月末時点で3億台湾元(約8億4,700万円)余りまで減少していた。売却は今年下半期に完了する。同社は昨年から渝徳科技の売却に向けた交渉を進めていた。
渝徳科技の設立当初の資本金は1億3,200万米ドルだったが、昨年時点で純資産は7億元余りしか残っていなかった。今回の売却価格は設立当初の資本金を下回り、運転資金を確保するための「投げ売り」だったことが分かる。
これに先立ち、プロモスは昨年4月、新竹科学工業園区(竹科)の12インチウエハー工場を半導体メモリー大手、旺宏電子(マクロニクス・インターナショナル)に85億元で売却していた。
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