ニュース 運輸 作成日:2011年5月25日_記事番号:T00030205
台北市と桃園空港を結ぶ桃園国際空港MRT(都市交通システム)をめぐり、機電システムを受注した丸紅と下請け業者の間で紛争が起き、当初予定の2013年に開業が可能かどうか微妙な状況となっていると中国時報が21日付で報道したことに対し、台湾丸紅は25日、ワイズニュースの取材に「影響は軽微で13年の開業は可能」との見解を示した。
中国時報は、丸紅と下請け業者の紛争で、下請け業者が空港MRTの設計図面を預かったまま丸紅側に3カ月にわたり返却せず、その後返還に応じたものの、この影響で電子系統の設計がいまだに完了していないと報じた。これについて台湾丸紅は、「実際の設計は99.7%完了している。現在も13年に開業できる工程計画に沿って工事を進めている」と説明した。
なお、下請け業者とのトラブルについて中国時報は、沿線の震動被害を抑えるため浮動式の線路路盤を5キロメートルにわたり採用する工事で、下請け業者の提示価格に不満を持った丸紅が、契約を解消して別の発注先を探す構えを見せたことが発端と報じた。
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