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中華電信のVDSL2関連入札、華電・合勤連合が落札


ニュース 電子 作成日:2007年10月5日_記事番号:T00003022

中華電信のVDSL2関連入札、華電・合勤連合が落札

 
 中華電信のVDSL2(短距離用ブロードバンド通信ライン)ユーザー側設備の入札が4日行われ、華電聯網と合勤科技の連合が8億3,880万台湾元(約30億円)で落札した。今回の入札は、世界のVDSL2システム関連発注の中でも規模が最大で、規格も複雑なものとなった。中華電信は今後5年以内に150億元近いVDSL2関連の発注を行うとみられ、合勤と華電はその優先チケットを手に入れた形だ。

 今回の入札は、32万基のターミナルとユーザー側設備に関して行われ、合勤・華電連合の他に華碩電脳(ASUS)、友訊科技(Dリンク)、仏アルカテルが参加した。決め手となったのは技術力で、華電は合勤の持つ高度な次世代インターネット技術を生かして落札に成功した。

 中華電信は現在、マルチメディア・オン・デマンド(MOD)サービスのユーザー8万人を有しており、来年には100万人、5年後には380万人を目指す。中華電信の迅速なVDSL2展開は、将来のインターネットテレビ(IPTV)市場に対する布石とみられる。5日付工商時報が報じた。
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