ニュース 石油・化学 作成日:2011年5月26日_記事番号:T00030243
台湾中油の第5ナフサ分解プラント(高雄市楠梓区、通称五軽)で、定期検査が8月11日より43日間のスケジュールで行われることが確定した。これにより、同社のエチレン、プロピレンなどの供給量が約42%減少する見込みで、川下メーカーの第3四半期業績への影響が懸念されている。26日付経済日報が伝えた。
台聚や亜洲聚合(アジア・ポリマー)は主力とするポリエチレン(PE)で現在、赤字の危機に直面している。今後は同製品の減産を行い、比較的相場の安定してるエチレン酢酸ビニル共重合樹脂(エチレン・ビニル・アセテート、EVA)の、中油の定期検査中の生産に備え、原料を残しておくことを検討している。
また、スチレンモノマー(SM)生産の台湾苯乙烯工業(台湾スチレンモノマー)やエチレングリコール(EG)生産の東聯化学(OUCC)などは台湾中油に合わせて定期検査を予定している。
一方、ブタビエンを原料とするスチレン・ブタジエンゴム(SBR)やブタジエンゴム(BR)メーカーでは、他社からの調達量を増やすことで対応し、減産は行わない予定だ。
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