ニュース 金融 作成日:2011年5月27日_記事番号:T00030268
行政院金融監督管理委員会(金管会)は26日の委員会会合で、金融機関のオフショア銀行部門(OBU)とすべての海外支店での人民元業務を解禁することを決めた。27日付工商時報が伝えた。
これにより、大半の銀行が台湾に開設しているOBUは、中国に進出する台湾企業に直接人民元建て融資を行うことができるようになる。また、中国の一般市民や企業が台湾のOBUに人民元口座を開設することも可能となる。
今回の方針は、既に中央銀行の基本的な同意を得ており、来週にも金管会と中銀が行政院に報告を行う。金管会は行政院の認可が得られ次第、銀行からの参入申請を受け付ける。
金管会の李紀珠副主任委員は「台湾資本の銀行と外資系銀行が同じラインで競争できるようにするものだ」と説明した。
これに先立ち、金管会は今年3月、台湾の銀行の香港支店が行う人民元業務について、香港金融管理局(HKMA)が認めた業務であれば、金管会への申請は不要とする規制緩和措置を発表していた。今回の追加緩和は、人民元業務の解禁対象をOBUと香港以外の海外支店にも拡大したものだ。
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