ニュース 医薬 作成日:2011年5月27日_記事番号:T00030271
永豊餘集団が出資するバイオ医薬品メーカー、太景生物科技(タイジェン・バイオテクノロジー)の許明珠執行長は、自社開発の幹細胞動員剤「TG−0054」について、台湾と米国で進めている第2相臨床試験(治験)が年内にも終了すると見通しを示した。27日付工商時報が伝えた。
幹細胞動員剤は現在大きな注目を集める幹細胞治療に用いられる薬剤。「TG−0054」は、造血幹細胞を骨髄内にとどめる働きを持つ「SDF−1」と、幹細胞内の受容体「CXCR4」の結合を阻害することで、造血幹細胞を末梢血液中に動員する。これにより、幹細胞治療において幹細胞の骨髄採取や移植の必要がなく、そのリスクを除外できるという。現場においては心筋梗塞や末端の虚血症、脳卒中などの治療への応用が期待できるという。
また、同社が開発中の抗生物質「奈諾沙星」は来年第2四半期にも治験を終え、2013年には中台で発売できる見通しだ。さらに、C型肝炎ウイルスの抗ウイルス薬「TG−2349」は米食品医薬品局(FDA)から第1相臨床試験の許可を受け、治験に入る。
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