ニュース 社会 作成日:2011年5月30日_記事番号:T00030291
28日に発表された青少年の性行為に関する研究調査によると、20歳で性交渉の経験がある女性は、1979年の5.3%から2007年には35.7%へと、ここ30年間で7倍にも増加していることが分かった。
この調査は、30年以上にわたる研究を続けている「台湾性教育の父」、晏涵文・台湾師範大学教授によるもの。晏教授は、男女の性的接触を「手をつなぐ」「肩や腰を抱く」「キス」「軽いペッティング」「激しいペッティング」「性交」の6項目に分類し、20歳の学生(大学2年生および5年制専科学校の5年生)約2,000人を対象に、経験の有無を調べた。
調査は1979年、88年、98年、2007年と、約10年ごと計4回にわたって実施されており、性行為の経験を持つ20歳女性の増加は、特に88年(6.9%)から98年(26.7%)の10年間に顕著だったことが分かる。晏教授はこれをインターネット普及の影響が大きいと分析している。
その一方で、20歳男性の経験者は79年の29.3%から07年には40.3%へと1.4倍にとどまっており、その他5項目とも劇的な変化は見られなかった。これとは対照的に、女性は6項目ともに大幅に増加。性交以外の5項目ではいずれも男性を超える割合となった。
これらの研究結果から台湾社会では、従来のような貞操観念が薄れ、自分から親密な関係を求める女性が増えつつあることがうかがえる。晏教授は、最終調査から3年以上たった今では、性行為経験者の割合も男性より女性の方が高くなっていると推測しており、「台湾女性はアジアで日本女性に次いで性的開放度が高い」と指摘している。
保守的なイメージのある台湾人だが、日本のように「肉食系女子」が急増し、ますます性的に開放されてゆくのだろうか?晏教授は今年退官の予定だが、今後も調査を続け、40年目の結果を発表してほしいものだ。
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