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有害可塑剤問題、署立病院で健康相談


ニュース 医薬 作成日:2011年5月30日_記事番号:T00030301

有害可塑剤問題、署立病院で健康相談

 市販飲料に有害可塑剤のフタル酸ビス(DEHP)が乳化剤として使用されていた問題が波紋を広げる中、行政院衛生署傘下の署立医院25カ所では28日から健康相談の受付が始まった。各地の署立医院では、台湾で人気の「珍珠奶茶」(タピオカ入りミルクティー)や(ペット)ボトル入り清涼飲料水を日常的に飲んでいた市民が不安な表情で子どもの健康相談に訪れた。29日付自由時報が伝えた。

 健康相談では、ほとんど異常は発見されなかったが、有害可塑剤が入った飲料を日常的に摂取していた子どもには、医師が飲用中止を指導した。

 涂醒哲立法委員(民進党、元衛生署長)は「市民の健康状況と可塑剤の関連性はすぐには分からない。先に電話相談を受け、必要に応じて医療機関を受診してほしい」と呼び掛けた。

 新聞各紙には連日、市民の不安をあおるような記事が掲載されている。自由時報は生後8カ月の男児の陰茎が生まれつき小さいとして、受診した主婦の例を報じた。可塑剤との因果関係は不明だが、主婦は出産前に珍珠奶茶を毎日飲んでいたと言い、家族は「可塑剤の影響だ」と主張しているという。