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三陽工業董事会、オーナー一族以外から2人


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2011年5月30日_記事番号:T00030305

三陽工業董事会、オーナー一族以外から2人

 バイク大手の三陽工業(SYM)は27日、董事・監事の改選を行い、董事(定数9人)にオーナーの黄一族以外から2人が選出された。黄一族による経営主導権は揺るがない見通しだが、2人が董事に選出された経緯が注目を集めている。28日付工商時報が伝えた。

 同社の董事会はこれまで黄一族が独占してきた。今回の改選では、大株主の呉清源、高力川の両氏が1、2位の得票を集め、董事に選出された。黄世恵・現董事長の得票は3位だった。

 董事会で黄一族は優位を保っているため、黄董事長が今後も経営主導権を握るとみられる。最高得票を集めた呉清源氏は規定に従い、15日以内に臨時董事会を招集し、董事長を選任する。

 呉清源、高力川の両氏はそれぞれ9.59%、8.55%の得票を集めた。呉氏は持ち株比率1.59%の6位株主だが、プロフィールには不明な点が多く、同社幹部も「承知していない」と答えた。高氏は同社投資部経理を務めた人物だが、持ち株比率は低いため、同氏を董事に推した支援勢力をめぐり憶測を呼んでいる。