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政府債務、1人当たり18万元


ニュース その他分野 作成日:2007年10月8日_記事番号:T00003031

政府債務、1人当たり18万元

 
 監察院審計部の林慶隆審計長は5日、立法院で政府決算報告を行い、国税の滞納額増加や全民健康保険(国民健康保険)の収支不均衡などで、国庫は起債で歳出を賄う状況が続いており、各級政府の未償還債務(1年以上)が4兆1,953億台湾元(約15兆円)に上ったことを明らかにした。未償還債務を総人口で割ると、1人当たり18万2,000元余りに達する。6日付工商時報が伝えた。

 報告によると、国税の滞納案件と罰金処理案件は125万件で、滞納額は2,591億元に上った。また、国営事業の民営化に伴う株式放出の遅れで、歳入増が限られた。このほか、全民健康保険の赤字額は150億元、保険料未納額は803億元に達した。

 林審計長は、ハード面のインフラ整備に偏重する余り、無駄な施設が建設されるケースが多いほか、遊休施設の有効活用も進んでいないなどと問題点を指摘した。このほか、執行が次年度に繰り越された予算が初めて全体の3%を超えたことについても改善を求めた。