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宝くじで高額当せん、意外に多い「妻に内緒」


ニュース 社会 作成日:2011年6月1日_記事番号:T00030348

宝くじで高額当せん、意外に多い「妻に内緒」

 もし、あなたが高額の宝くじに当せんしたら、配偶者にすぐ報告しますか?それとも内緒にしておきますか?

 昨年末、ロトくじ「威力彩」で1等賞金3億9,000万台湾元を当て、一夜にして億万長者となった新北市在住の男性Aさんは後者だった。半年たった今でも、Aさんの妻は当せんの事実を知らない。

 宝くじ発行会社、台湾彩券(台彩)によると、Aさんは大変冷静な人で、新聞に掲載されている当せん番号を見て「当たり」を知った後、本当に間違いないか、念のため別の新聞も買って確認したほどだった。そして、当せんくじは本棚に隠し、誰にも打ち明けずに普段通りの生活を送り、10日以上たった今年1月初めになって、やっと賞金を受け取りに台彩を訪れたという。

 妻に黙っていることについてAさんは、「驚きに耐えられないといけないから」と語ったとのこと。将来的には、適切な時期を見計って打ち明けるつもりらしいが……。

 台彩によると、同社が宝くじ業務を開始した2007年1月から現在に至るまで、Aさんのように当せんしたことを配偶者に告げていない当せん者は、男性2人と女性3人の計5人。

 そのうちの1人、男性Bさんは、3年前にロトくじ「大楽透」で1億7,600万元を当て、公益団体に300万元の寄付までしながら、「妻には知られたくない」とかたくなに隠している。銀行に秘密の口座を開設し、所得などに関する書類が一切自宅に届かないよう注意を払っているそうだ。

 当せんを配偶者に打ち明けない理由は、「相手の資産管理力に疑問」、「有頂天になってあっという間に使い果たしてしまう」などいろいろ心配があるようだが、いつまでも隠し通せるとは限らない。万一、ばれて夫婦関係がこじれ、離婚となれば、財産分与の対象にもなるだけになかなか厄介な問題である。