ニュース その他製造 作成日:2011年6月1日_記事番号:T00030360
経済部能源局は31日、工業技術研究院(工研院)に委託して進めている太陽電池開発計画について成果報告を行い、このほど台湾で初めて「メタルラップスルー太陽電池(MWT)」技術の開発に成功したと発表した。これにより多結晶シリコン(ポリシリコン)太陽電池の変換効率を17.2%に引き上げることができるという。同局はこの技術を広運集団に移転したと表明。同集団傘下の太陽電池メーカー、太極能源科技(タイナジー・テク)は、早ければ来年中ごろに量産を開始できるとしている。1日付工商時報が報じた。
工研院が開発したMWT太陽電池モジュール(右)。左は従来型モジュール(能源局リリースより)
能源局によると、同技術を利用した太陽電池は次世代の主流となるとみられているが、現在同技術を保有する企業、研究機関は▽京セラ、変換効率18.5%▽オランダ・エネルギー研究センター(ECN)、同17.9%▽独フラウンホーファーISE、同16.8%──などに限られる。工研院はこれらの著名機関に肩を並べ、変換効率で世界3位に入ったことになる。
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