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子どもの生殖器生育を懸念、受診者殺到


ニュース 食品 作成日:2011年6月1日_記事番号:T00030362

子どもの生殖器生育を懸念、受診者殺到

 日常的に子どもに飲ませる親も多い、乳酸菌錠剤からも可塑剤が検出され、さらに幼児が可塑剤を摂取すると生殖器の生育に異常が生じる可能性があると広く報じられたこともあって、医療機関に子どもを連れた保護者が殺到している。1日付中国時報が伝えた。

 台湾全土の総合病院には、先月28日から特別外来が開設された。医師によれば、可塑剤を長期にわたり摂取すれば、男児は睾丸(こうがん)の縮小、女児は性的早熟などの影響が考えられるという。こうした情報が保護者らの不安をかき立てている。

 衛生署が署立医院25カ所に健康相談外来を開設した後、公立、私立病院にも同様の動きが広がっている。

 ただ各病院によると、受診者に異常は認められず、現時点で可塑剤の影響は判断できないという。現場の医師は「可塑剤問題は発覚したばかりで、影響が分からないばかりか、治療法もはっきりしない。不安は理解できるが、メディアや学識者が不安を増幅させている一面がある」と指摘した。