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WiMAX事業者の統合、TCA理事長が政府に呼びかけ


ニュース 電子 作成日:2011年6月1日_記事番号:T00030369

WiMAX事業者の統合、TCA理事長が政府に呼びかけ

 台北市電脳商業同業公会(TCA)理事長の王振堂・宏碁(エイサー)董事長は31日、高速無線通信規格WiMAX(ワイマックス)事業者6社の統合を政府主導で進めるよう呼びかけた。これに対し馬英九総統は、「今後検討し、答えが出ればすみやかに発表する」と前向きな姿勢を示した。1日付経済日報が伝えた。


災害時のハイテク技術活用などをうたう広報イベントに参加した王振堂・TCA理事長(左)と馬英九総統(中)(31日=中央社)

 王氏は、リソースの最適化と経営効率の点から2社への統合が理想との考えを示した。一方、業界では、▽全球一動(グローバル・モバイル)▽威邁思電信(VMAXテレコム)▽威達雲端電訊(ビー・タイム)▽大同電信(TATUNGインフォコム)──の4社合併が最も効率的との見方がある。4社とも統合に前向きだとされ、VMAXとビー・タイム、大同電信の3社は提携意向書を交わしている。

 政府は既にWiMAX業界の状況把握に動いており、馬総統から委任を受けた張進福政務委員は、主管機関である国家通訊伝播委員会(NCC)に対し、営業免許更新の条件である「サービスの人口カバー率70%以上」を緩和し、統合に協力するよう求めていく考えを示した。