ニュース 電子 作成日:2011年6月1日_記事番号:T00030371
材料コスト増や台湾元高の影響で、昨年以降利益率の深刻な低下が続いていた液晶ディスプレイ用プリント基板(PCB)世界最大手、志超科技(タイワンPCBテックべスト、tpt)は、ようやく4月に3%の値上げに成功、今後も液晶パネルメーカーが黒字転換すれば、さらなる値上げも容易になると期待感を示した。1日付電子時報が報じた。
志超科技の連結利益率は、昨年第1四半期の21.46%から今年第1四半期は11.82%まで急落。これを受け同社は、オファー価格や利益率の低い製品を受注しないという対策を採った。しかし、それでも顧客は同社への発注を申し入れたため、3%の値上げ、または利幅の低い製品と高い製品の組み合わせ発注のいずれかを選択するよう顧客に求め、これが利益率回復に貢献したという。
一方、同業の健鼎科技(トリポッド・テクノロジー)は、平均単価は安定しており、値上げは考えていないという。
なおノートパソコン用PCBでは、瀚宇博徳(ハンスターボード)や精成科技(グローバル・ブランズ・マニュファクチャー、gbm)が4月1日から平均8%の値上げを実施している。
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