ニュース 社会 作成日:2011年6月2日_記事番号:T00030378
美容業を営む台湾人企業家(台商)の陳建吉さん(46)は、3年前に中国・広州に進出し、現地の女性、王軍さん(42)と知り合った。陳さんは台湾に妻と2人の子供を持つ身だったが、ほどなくして王さんと愛人関係に。
2人で事業を共同経営するようになると、陳さんは身分証や携帯電話、お金など一切を王さんに管理され、台湾へ帰ることもできなくなった。「愛ゆえの軟禁」状態だったようだ。
2009年11月、耐えられなくなった陳さんは、インターネットを通じて台湾の妻・呉さんに助けを求めた。しかし、中国に駆けつけた妻に、王さんは離婚を迫ったという。
結局、陳さんは「3カ月以内に広州へ戻らなければ、王軍さんに事業の損失約30万人民元を賠償し、中国での権益すべてを放棄する」という内容の誓約書を書いて王さんを説得し、やっと台湾へ戻ることができた。
ところが陳さんは約束の3カ月が過ぎても中国には戻らなかった。激怒した王さんは、誓約書の内容を履行するよう、海峡を超えて台北地方裁判所に陳さんを訴えた。
陳さんは「誓約書は脅されて強制的に書かされもの」と主張したが、裁判所は「証拠がない」として、王さんの訴えを認める判決を下した。敗訴した陳さんは、「控訴し、王軍に貸した300万元も取り戻す」と憤慨している。
ただ陳さんは台湾に戻った翌年、台湾を訪れた王さんと温泉やモーテルでデートしており、王さんの弁護士が「脅迫されているような状況になかったことは明白」と主張しているように、陳さんの「身から出たサビ」という気がしないでもない。
一方、陳さんの妻は、台商の妻の心掛けとして「自分が愛人になったつもりで、夫に優しく接すること」と述べ、夫を許すと寛大な態度だ。2人の女性にこれほど愛される陳さんの魅力とは一体なんなのか。
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