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慶豊銀と亜洲信、速やかな増資を要求


ニュース 金融 作成日:2007年10月8日_記事番号:T00003039

慶豊銀と亜洲信、速やかな増資を要求

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)の胡勝正主任委員は5日、金融再建基金(RTC)の監視対象となっている問題金融機関のうち、増資期限が迫っている慶豊銀行と亜洲信託投資について、「増資を行わなければ手遅れになる」と警告した。6日付経済日報が伝えた。

 金管会は慶豊銀行と亜洲信託に対し、年内に増資を完了し、財務体質を強化するよう求めている。ただし、財務状況の悪化が続き、資本割れで運転資金に支障が出る事態となれば、金管会は期限前に2行を公的管理下に置くことも検討している。

 胡主任委員は、「預金保険会社が2行に担当者を派遣し、財務状況を監視している。金管会としては2行が自力再建に成功することを希望しており、公的管理移行は避けたい」と述べた。

 亜洲信託にはシンガポールの保険会社が増資に応じる姿勢を見せているという。同行の純資産は7億台湾元(約25億円)で、資本金の24億1,200万元を割り込んでおり、同行は100億元の資金調達を目指している。

 一方、慶豊銀は9月末現在の純資産が20億元となり、7月に比べ半減するなど、財務状況が悪化している。