ニュース 食品 作成日:2011年6月2日_記事番号:T00030391
市販飲料に有害な可塑剤が使用されていた事件が波紋を広げる中、今年の飲料市場が受ける損失額は150億台湾元(約420億円)に上るとの予測が業界関係者から示されている。2日付工商時報が伝えた。
台湾のペットボトル・缶・瓶飲料の年間生産額は約500億元で、このうち夏季で約3割の150億元を占める。可塑剤事件により生産額は少なくとも30億元減少し、さらにドリンクスタンドなどの飲料市場の売り上げ減少幅が100億元以上に達する恐れがあることから、今年は飲料市場全体で損失額が130億〜150億に上るという推計だ。
この問題で、全家便利商店(台湾ファミリーマート)の潘進丁董事長は1日、可塑剤事件は今年の夏いっぱい影響が続くと懸念を示した。景気動向や気象予報から夏季は飲料市場の成長を期待していたが、この問題によりマイナス成長となる恐れを指摘した。
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