晶華国際酒店（フォルモサ・インターナショナル・ホテルズ）の潘思亮董事長の兄で、中国で不動産業を営むパンパシフィックグループ（泛太平洋集団）創業者の潘思源氏が、中低料金のホテルチェーン「盤古捷旅」を立ち上げ、来年にも台北市で３店舗同時にオープンさせる予定だ。宿泊料金は１泊2,200～2,800台湾元（約6,200〜7,900円）を想定している。３日付経済日報が伝えた。
新ホテルチェーンは、台北市西門町で５億元で買収した「成都大飯店」を改装するほか、台北市漢口街、林森北路の２カ所を既に確保している。毎年１〜２店出店して５年以内に12店舗に拡大し、客室数800室規模を目指す。
潘思源氏は、中台交流の拡大に伴う台北のホテル需要を好感している。情報筋は、潘思源氏が晶華酒店最大の個人株主のため、晶華集団のブランドイメージに合えば、同集団への経営委託もあり得るとみている。
