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永信薬品、可塑剤使用の回収製品を焼却処分


ニュース 医薬 作成日:2011年6月3日_記事番号:T00030413

永信薬品、可塑剤使用の回収製品を焼却処分

 台中市衛生局は1日、製薬大手の永信薬品工業が可塑剤使用を理由に回収した製品6種類とその原料計1トンを焼却処分した。3日付自由時報が伝えた。


台中市衛生局は焼却処分の様子を公開。可塑剤事件発生後、初の処分とあって、各界の注目を集めた(2日=中央社)

 黄美娜衛生局長は「速やかに回収をすれば、企業イメージの回復につながる」とし、企業に積極的な取り組みを求めた。

 行政院衛生署食品薬物管理局の許銘能副局長は「撤去した商品には環境ホルモンが含まれており、環境汚染を避けるため、環境保護当局に処分を委ねた」と説明した。

 行政院環境保護署によると、可塑剤汚染が明らかになった液体状食品の処分は台湾全土36カ所の工業区にある廃水汚水処理場で行い、固体の食品については焼却炉で処分すると説明した。

 汚染食品の処分が遅いとの指摘があることについて、許副局長は「各地の衛生局や環境保護当局者が相次いで処分を進めているが、数量確認や証拠用の写真撮影、移動禁止などの手続きが必要だ」として理解を求めた。