ニュース 石油・化学 作成日:2011年6月3日_記事番号:T00030420
雲林県政府は2日、南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)海豊工場(同県麦寮郷)に対する6月1日からの稼働停止命令をめぐって、「2カ月の猶予期間を与えることに同意した」と伝えた同日付中国時報の報道を否定する声明を発表、安全面に留意しつつ稼働停止を進める考えを強調した。中広新聞が2日伝えた。
海豊工場内の調査を行う雲林県の調査団(1日=中央社)
中国時報は「2カ月の猶予期間」を与える理由として、安全な稼働停止に一定期間を要することを挙げていたが、これについて雲林県政府は、既に南亜プラ側に安全に稼動停止を行う工程計画を1週間以内に提出するよう求めており、専門家による審査を経て、同計画に従って稼働停止を求めると説明。「2カ月の猶予期間」は正確ではないと強調した。
同県はまた、林源泉副県長が6月1日に工場の実地調査を行って、イソノニルアルコール生産ラインは5日後に稼働を停止できること、ブチレングリコール、ビスフェノール、エチレングリコールなどの生産ラインも稼動停止の準備に入ったことを確認していると説明した。
南亜プラ海豊工場は、台塑集団(台湾プラスチックグループ)の第6ナフサ分解プラント(通称六軽)で1年の間に4回の火災が相次いだことを受け、先月27日に雲林県政府により稼働停止命令を受けていた。
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