高速無線通信規格WiMAX（ワイマックス）サービス事業者、全球一動（グローバル・モバイル）は２日、中国・広東省東莞市の松山湖中国国家級高新園区と、中国の第４世代（４Ｇ）移動通信規格「TD−LTE」サービスの合弁会社設立に向け、提携意向書を交わした。何薇玲・全球一動董事長は、人口１億人を擁する広東省での４Ｇ商機獲得を目指し、今後、台湾の通信機器大手、正文科技（ジェムテック・テクノロジー）や携帯電話端末メーカー、英華達（インベンテック・アプライアンシズ）と提携していくと語った。３日付経済日報が伝えた。
合弁会社設立に向け、陳建枝・松山湖工委書記（左）と握手する何薇玲・全球一動董事長（右）（２日＝中央社）
新会社の出資比率は各50％で、２年以内の業務開始を予定している。将来的には、中国の通信キャリア大手の中国移動通信（チャイナ・モバイル）や中国聯合網絡通信（チャイナ・ユニコム）からの出資受け入れも視野にある。
全球一動は、中国政府が推進する三網融合（通信・放送・インターネットの融合）関連の４Ｇサービス商機が1,000億人民元（約１兆2,500億円）に上るとみている。
