ニュース 電子 作成日:2011年6月3日_記事番号:T00030429
3日付経済日報によると、鴻海科技集団(フォックスコン)は、奇美電子(チーメイ・イノルックス)の中小型パネル部門とタッチパネル部門を分離する事業再編が同社の大株主、許文龍氏らの反対で頓挫したため、奇美電とは一線を画す形で、今月にも中国・四川省に新会社の「鑫成科技」「業成科技」を設立し、タッチパネル貼り合わせ工程に参入する方針を固めたもようだ。
鴻海の郭台銘董事長は5月末、四川省成都市の富士康国際(FIH)工場で起きた爆発事故を収拾するために訪中した際、新会社の設立手続きを進めた。
新会社は鴻海本体が主導し、奇美電系統には属さない。奇美電はこれまで、組み立て工程を鴻海に依存し、米アップル向けのサプライチェーンに加わることができたが、今後はタッチパネル分野で鴻海の支援を受けず、自力での事業展開を強いられる。
奇美電の事業再編頓挫を受け、同社の廖錦祥董事長には辞任説が浮上している。
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