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サムスン電子、液晶特許侵害でAUOなど提訴


ニュース 電子 作成日:2011年6月3日_記事番号:T00030431

サムスン電子、液晶特許侵害でAUOなど提訴

 韓国のサムスン電子はこのほど、液晶パネル関連の特許を侵害されたとして、台湾の友達光電(AUO)など4社を米国際貿易委員会(ITC)に提訴するとともに、デラウエア州連邦地裁とカリフォルニア州北部連邦地裁の裁判所で損害賠償訴訟を起こした。3日付電子時報などが伝えた。

 サムスン電子は、AUO製の液晶パネルを調達し、液晶テレビ、液晶ディスプレイ、ノートパソコンなどに使用している三洋電機(台湾)、宏碁(エイサー)、明基電通(BenQ)も同時に提訴した。声明によると、サムスンはITCに対し、これら製品の米国への輸入と販売の差し止めを求めた。

 これについてAUOは「案件の把握を進めており、必要な行動で自社と顧客の権益を守りたい」と説明した。エイサー、BenQはコメントを避けた。

 半導体や液晶パネルなどの分野では、各メーカーが特許の優位性を保つために訴訟が頻発しているが、日台間の訴訟では和解で決着するケースが多い。しかし、産業構造が似通った台湾と韓国の間での特許紛争は解決が難航することが多く、AUOは2006年以来、LGディスプレイ(LGD)との間でロングランの特許訴訟を抱えている。