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中国人の自由旅行解禁、百貨店が商機期待


ニュース 商業・サービス 作成日:2011年6月7日_記事番号:T00030446

中国人の自由旅行解禁、百貨店が商機期待

 中国人の台湾自由旅行が今月末にも解禁される見通しの中、百貨店大手各社は、これにより下半期の業績が5〜10%拡大するとプラス効果を見込んでいる。6日付蘋果日報が報じた。

 自由旅行解禁に合わせて、遠東百貨(ファーイースタン・デパートメントストアズ)は今月、台北宝慶店、花蓮店、台南店に時計や宝飾品の新たな売り場を設ける。特に花蓮店では、景勝地の太魯閣峡谷(タロコ渓谷)を訪れる中国人客を見込み、7月にはアルマーニやフェンディ、グッチなどの高級ブランドカウンターも設ける。

 遠東百貨傘下の太平洋崇光百貨(太平洋そごう)も、ショッピングカタログ「SOGO購物通」の簡体字版5,000部を用意し、売り場ごとによって中国人客向けの優待サービスを行う。また、中台間で購入商品の返品や交換に応じるサービスも検討している。

 業界関係者によると、ある百貨店の化粧品カウンターで中国人観光客のみを対象に販売するキャンペーンを行ったところ、わずか1時間で半月分に当たる180万台湾元(約500万円)を売り上げたことがあったという。各社とも中国人客のこうした購買力の高さに期待を寄せている。