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台プラ主要4社が5月1割減収、火災事故の工場停止で


ニュース 石油・化学 作成日:2011年6月7日_記事番号:T00030454

台プラ主要4社が5月1割減収、火災事故の工場停止で

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)の主要4社が3日発表した5月の合計売上高は、前月比10.8%減の1,265億台湾元(約3,500億円)だった。第6ナフサ分解プラント(通称六軽、雲林県麦寮郷)で5月12日に発生した火災事故により原料供給がストップし、グループの計17工場が稼働を停止したことに、中国での人民元上昇、電力供給減の影響が加わったことが予想を上回る減収の主因だ。4日付経済日報が報じた。

 主要4社の5月売上高は、▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、168億200万元(前月比7.8%減)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)、691億3,100万元(同12.0%減)▽南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)、163億9,400万元(同14.3%減)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、241億7,300万元(同6.8%減)──。

 南亜プラの呉嘉昭総経理は、雲林県政府の命令によりエチレングリコール(EG)工場など5基が6月から停止することについて、長期契約を結んでいる顧客にのみ在庫分を供給している状況だと説明した。証券会社は、同社は6月、減収幅がさらに拡大すると予測した。