ニュース 石油・化学 作成日:2011年6月7日_記事番号:T00030455
南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)は5日、雲林県政府から稼動停止を命じられた海豊工場(同県麦寮郷)について、今月20日までにすべての稼働を停止することで県側と合意した。6日付工商時報が伝えた。
蘇治芬雲林県長と南亜プラの呉欽仁董事長は同日、稼動停止に向けた合意文書に署名した。
海豊工場ではイソノニルアルコール(INA)プラントが5日に稼働を停止。その後、1,4−ブタンジオール(1,4ーBG)プラントが12日に、第3エチレングリコール(EG)プラントとビスフェノールA(BPA)プラントは15日に、第4エチレングリコールプラントが20日にそれぞれ稼働を停止する。
今回の稼動停止措置は、海豊工場とパイプラインで結ばれた台塑集団(台湾プラスチックグループ)の第6ナフサ分解プラント(通称六軽)で、過去1年に4回の火災が相次いだことを受け、プラントの安全性に対する懸念が高まったことが理由。南亜はEGで世界4位の生産能力があり、麦寮郷にあるプラント2カ所も稼働を停止しているため、合計年産能力172万トンのプラントが一斉にストップすることになる。
5つのプラントが稼働を再開するには、改善措置を施した上で、稼働再開計画書を提出し、審査を通過する必要がある。
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