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中油第5ナフサ、「国光石化が引き継ぎ可能」


ニュース 石油・化学 作成日:2011年6月7日_記事番号:T00030456

中油第5ナフサ、「国光石化が引き継ぎ可能」

 台湾中油傘下の国光石化科技(KPTC)に民間株主として出資する遠東集団(ファーイースタン・グループ)の徐旭東董事長は3日、中油の第5ナフサ分解プラント(高雄市楠梓区、通称五軽)が閉鎖された後、プラントを国光石化が引き継ぐことも選択肢になり得るとの考えを明らかにした。3日付聯合晩報が伝えた。

 国光石化は、環境問題から彰化県での大型石油化学プラントの建設が見送られ、中国やマレーシアを含め、代替建設先の検討に入っている。

 徐董事長は「(馬英九)総統は国光石化が彰化にプラントを建設することに反対しただけで、国光石化そのものに反対しているわけではない。国光石化は彰化にプラントを建設しないというだけだ」と述べた上で、今後は内外でプラントの設置先を模索するものの、「台湾に残ることが依然として第一の選択だ」と強調した。

 徐董事長はさらに、2015年に閉鎖が予定される第5ナフサについて、「現地には失業率上昇を懸念する声もあり、民営化が可能だ。組織を再編した上で国光石化が経営を引き継ぐこともできる」との見方を示した。