ニュース 電子 作成日:2011年6月7日_記事番号:T00030466
鴻海精密工業、奇美電子(チーメイ・イノルックス)とシャープが、部材の共同調達を行う新会社を合弁で設立する方針を固めたと一部で報じられたことについて、鴻海は「8日に開かれる株主総会で郭台銘董事長が説明を行う」と説明した。4日付工商時報が伝えた。
液晶パネル市場は、供給過剰と液晶テレビの需要低迷で単価が低下し、各社とも苦しい競争を強いられている。鴻海陣営はシャープとの日台連合で競争力を強化し、業界首位の韓国勢に対抗する。
消息筋によると、シャープ経営陣が最近、郭董事長を訪ね、生産能力の相互利用、共同調達、鴻海工場での受託加工など、提携に向けた交渉を行ったとされる。
これに先立ち、シャープは奇美電に液晶テレビ用パネル関連の技術を供与し、製品を相互供給する契約を結んでいる。
業界関係者は、シャープが第10世代液晶パネルで40インチテレビ用パネルを生産し、奇美電がモジュール生産、鴻海が完成品の組み立てを行う分業体制が取られると予測した。証券アナリストの間では、鴻海とシャープがタッチパネル事業に共同で参入するのではないかとの見方もある。
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