ニュース 医薬 作成日:2011年6月8日_記事番号:T00030482
台北市衛生局がこのほど、子ども用の抗生物質として広く使われている「オーグメンチン(中国語名、安滅菌)」を検査したところ、可塑剤の一種、フタル酸ジイソデシル(DIDP)が14〜18ppmの濃度で検出され、総合病院が相次いで使用中止を決めた。8日付中国時報が伝えた。
同局は市民から持ち込まれたサンプルを検査し、可塑剤を検出した。各医療機関はひとまず問題の抗生物質の使用を中止した上で、行政院衛生署や製薬会社による検査結果を見守る構えだ。
オーグメンチンは、製薬大手グラクソ・スミスクラインが製造しており、可塑剤が検出されたのは12歳以下の子ども向け粉末薬で、シロップ状にして服用する。1カ月に延べ3万人に処方されているという。
国立台湾大学医学院附設医院(台大医院)小児感染科の李秉穎主治医師は「オーグメンチンによる治療は10日単位となっており、服用期間が短い上、可塑剤の含有量は微量なので、過度な心配は不要」と指摘した。
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