ニュース 石油・化学 作成日:2011年6月8日_記事番号:T00030487
8日付工商時報によると、化繊原料のエチレングリコール(EG)のオファー価格が5.84%急上昇した。台塑集団(台湾プラスチックグループ)の第6ナフサ分解プラント(通称六軽、雲林県麦寮郷)火災事故を受けた、南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)海豊工場に対する操業停止命令で、供給減少が予想されるためだ。同じく火災で稼動を停止した台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)第1オレフィンプラント(OL1)で生産していたブタジエン価格も1週間で8.52%、1カ月で19%上昇した。
南亜プラ海豊工場の操業停止の情報が流れた当初、EG価格は一時、1日で60米ドルの急上昇となった。その後やや戻したが、操業停止の確定で、今後も高水準で推移する見通しだ。
EGの原料、エチレンのスポット価格は4%下落していることから、EGメーカーの東聯化学(OUCC)や中国人造繊維(中繊、CMFC)は利益拡大が見込めそうだ。
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