ニュース その他分野 作成日:2011年6月9日_記事番号:T00030509
財政部が8日発表した貿易統計によると、5月の輸出総額は前月比2.0%増、前年同月比9.5%増の278億8,000万米ドル、輸入総額は前月比9.4%増、前年同月比19.3%増の266億5,000万米ドルでともに単月過去最高を記録した。また1〜5月累計の輸出総額も前年同期比18.1%増の1,289億8,000万米ドル、輸入総額は同22.0%増の1,202億7,000万米ドルといずれも過去最高となった。海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)発効の効果とみられ、輸出総額は今年通年でも過去最高となる可能性が高い。9日付工商時報が報じた。
林麗貞・財政部統計長は、アジア新興国の力強い経済成長、および欧米市場でのタブレット型パソコンなど新たなハイテク製品への高い需要の持続などが貿易額成長の要因と指摘した。
またECFA効果は、中国との貿易にとどまらず、中台の関係良好を好感した欧米などの大手メーカーが台湾メーカーへの発注を積極化している面もあると分析した。
ただ、1〜4月は輸出総額の年成長率が毎月15%以上だったのに対し、5月は9.5%まで低下。特に中国向けはわずか0.2%となった。中国向け輸出は既に月100億米ドルに達しており、これ以上の大幅成長が望めないほか、中国政府が通貨緊縮政策を継続して経済成長が抑制されれば、台湾の輸出にも影響が出る恐れがあると工商時報は指摘した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722