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下半期ノートPC出荷台数、上半期比21%成長=TRI


ニュース 電子 作成日:2011年6月9日_記事番号:T00030522

下半期ノートPC出荷台数、上半期比21%成長=TRI

 シンクタンクの拓ボク産業研究所(ボクは土へんに僕のつくり、TRI)は8日、下半期のノートパソコン世界出荷台数について、上半期に比べ21%増加し1億1,700万台に達するとの予測を発表した。上半期の出荷台数はタブレットPCやスマートフォン人気に押され9,679万台にとどまるとの予測だが、下半期は中国の国慶節(10月1日)連休や米国の需要期を迎えるのに伴い、需要が高まるとしている。9日付工商時報が伝えた。

 また、台湾受託メーカーの下半期出荷台数は1億200万台で、上半期と下半期の出荷比率は45対55を予想している。インテルの新CPU(中央演算処理装置)「サンディ・ブリッジ」の不具合やタブレットPC人気などの要因で第1四半期は深刻な低迷に見舞われたが、下半期は正常な出荷状況を回復するとみている。

 メーカー別では、広達電脳(クアンタ・コンピューター)がアップルからの受注に加え、ヒューレット・パッカード(HP)やソニーのEMS(電子機器受託生産サービス)委託分が一部戻る可能性もあり、通年で首位の座を守ると予測している。仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)と緯創資通(ウィストロン)は、宏碁(エイサー)の業績不振による影響は免れないものの、聯想集団(レノボ)やデルからの受注に支えられ、下半期は上半期を大きく上回る見通しだ。