ニュース 金融 作成日:2011年6月10日_記事番号:T00030540
行政院金融監督管理委員会(金管会)は9日、台湾勢の潤泰集団(RUENTEX)と製靴大手、宝成国際集団(PCC)の合弁による投資会社、潤成投資控股が米保険大手AIGグループから南山人寿保険を買収することを条件付きで認可した。10日付経済日報が伝えた。
金管会は7項目の条件を付け、申請を認可した。それに基づき、潤成投資は買収代金の21億6,000万米ドルに加え、金管会の保管口座に300億台湾元(約836億円)相当の現金またはそれに相当する資産を預託することを求められ、買収費用は合計で1,000億元近くに膨らむ。また、潤成投資は取得した南山人寿の全株式を信託に付す。
南山人寿をめぐっては、2009年に香港の中策集団(チャイナ・ストラテジック・ホールディングス)とプリマス・フィナンシャル・ホールディングスの陣営が一度は売却先に決まったものの、株主に中国資本が含まれるとの指摘が出るなどし、経済部投資審議委員会(投審会)が投資計画を却下したため、頓挫した経緯がある。
これに対し、潤成は株主がいずれも台湾企業である上、南山人寿の全株式を信託に付すことに同意し、長期的に経営に当たる姿勢を明確にするなど「誠意」を見せたため、申請から4カ月でのスピード認可となった。
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