ニュース その他製造 作成日:2011年6月10日_記事番号:T00030544
太陽電池用シリコンウエハー大手、中美矽晶製品(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ、SAS)の盧明光董事長は、在庫過多で低迷する太陽電池産業について、「需要期の第3四半期に出荷が増加しても価格の反発は望めず、下半期は良くても損益均衡」との悲観的な見通しを示した。その上で、業界が正常な成長状態を回復するのは、遅ければ2013年となると予測した。10日付蘋果日報が伝えた。
盧董事長によると、業界では第2四半期、川上から川下まで合わせても黒字企業は数えるほどだという。また第4四半期も、特殊な要因が発生しない限り、出荷量が第3四半期を上回る見込みはないとしている。
最近の業界相場は、ポリシリコンウエハーや太陽電池は軒並みコスト割れしており、業界全体では最も川上のポリシリコンメーカーと最も川下の発電システムメーカーのみ利益が出ている状態だという。
盧董事長は、景気低迷が2~3四半期続けば、業界で淘汰が進むと指摘。同社は全従業員の正常な出勤を確保するため、大幅な減産は行わないが、生産拡充のための設備搬入を2カ月見送るなど現金の流出を避ける方針だ。
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