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ぜいたく税、輸入車に過少申告の疑い


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2011年6月10日_記事番号:T00030547

ぜいたく税、輸入車に過少申告の疑い

 非居住用住宅や高級品などに加重課税を行う特殊貨物労務税(ぜいたく税)が今月1日から導入され、税関で実際に課税が開始された。

 10日付中国時報によると、財政部関税総局の饒平副局長は9日、ぜいたく税導入に伴い、高級輸入車の輸入業者が価格を過少申告した疑いがあるとして、いったん申告価格に基づき、税額相当分の保証金を徴収し、通関を認めた上で、さらに追徴課税を行う考えを示した。

 同局が問題にしたのは、ぜいたく税導入後の6月初めに陸揚げされた高級輸入車8台。関税、貨物税(物品税)、営業税(付加価値税)を加えた通関価格が合計で6,180万台湾元(約1億7,200万円)で、ぜいたく税(税率10%)は618万元となる。ただ、税関は輸入業者が車体価格を過少申告した可能性があるとして、調査を継続することにしている。

 高級輸入車の場合、通関価格が300万元超で課税対象となるため、関税などを加算する前の車体価格が187万元を超えれば、ぜいたく税が課される。