ニュース 電子 作成日:2011年6月10日_記事番号:T00030556
ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長は9日開催の株主総会で、世界経済の見通しについて「成長が鈍化しており、景気はあまりよくない」と語った。その要因として、米国経済の回復が理想的でないこと、東日本大震災、欧州債務問題の影響などを挙げた。ただ、2008年の世界金融危機による落ち込みほど深刻でなく、「景気が『二番底』に陥ることはあり得ない」と強調した。10日付中国時報などが報じた。
張忠謀TSMC董事長は今年を慎重視すると同時に、昨年の業績はかなり良かったと手応えを語った(9日=中央社)
半導体産業の見通しについて張董事長は、今年の市場成長率はメモリーを除くと4%、半導体全体は5%と予測。ファウンドリー業界は12%成長となり、さらにTSMCは業界平均以上の成長が見込め、売上高20%増(米ドル換算)の目標に変更はないと語った。
なお同社は今回の株主総会で、太陽エネルギー事業を手掛ける100%子会社「台積太陽能」と発光ダイオード(LED)照明事業を担う子会社「台積固態照明」設立を決議した。同2社の董事長には蔡力行・新事業部総経理が就任する。
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