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鴻海の東莞工場、操業開始に遅れ


ニュース 電子 作成日:2011年6月10日_記事番号:T00030558

鴻海の東莞工場、操業開始に遅れ

 10日付工商時報が中国メディア、東莞日報の報道を基に報じたところによると、鴻海科技集団(フォックスコン)が中国・広東省東莞市の工業団地、黄江裕元工業園で3月の操業開始を予定していた新工場は、生産部門が進出しておらず、現在倉庫として利用されている。

 同工場は面積10万平方メートルで、主に中小型タッチパネルと平面ディスプレイ関連部品の生産を予定している。投資額は第1期2,500万米ドル、総額1億米ドルの計画で、今年は生産額1億米ドルが見込まれていた。現在は春節(旧正月)前から募集していた従業員200人の研修を行っているようだ。

 現地政府関係者は、早期の生産開始を望んでおり、鴻海と交渉を行っていると明かした。原因は珠江デルタ地帯の各都市で問題となっている電力供給不足とみられる。不足規模は広東省で6月600万キロワット(kW)以上、うち東莞市が最大の120万kWとされる。ただ、鴻海の中国での製品展開も関係しているとの見方も示した。