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米国で鶏肉からヒ素、台湾でも問題の飼料使用


ニュース 食品 作成日:2011年6月13日_記事番号:T00030574

米国で鶏肉からヒ素、台湾でも問題の飼料使用

 行政院農業委員会(農委会)は10日、米国で鶏肉から無機ヒ素が検出されれたことについて、原因として指摘された成長促進剤を添加した飼料が台湾でも4割の養鶏場で使用されていることを明らかにした。農委会は「直ちに人体への影響はない」としているが、米国での措置にならい、販売を一時禁止する措置を取った。11日付中国時報が伝えた。

 米食品医薬品局(FDA)は、鶏の肝臓から無機リンが検出されたため、原因を調べたところ、家禽(かきん)類の成長促進剤「ロキサルソン」が原因とみられることが分かった。

 農委会によると、ロキサルソンは、人体に吸収されにくいため、米国、日本、中国、南米などで飼料に添加することが認められている。米国で検出されたヒ素の濃度は極めて低く、安全上のリスクはないとしている。台湾では肉製品への許容残留量が0.5ppmとなっている。

 農委会は今後の研究でロキサルソンが人体に影響を及ぼすことが分かれば、正式に使用を禁止するとしている。