ニュース 石油・化学 作成日:2011年6月13日_記事番号:T00030578
ポリエチレン(PE)生産2位の台湾聚合化学品(USI)は、アジアでPEなど汎用樹脂の価格が急落していることを受け、11日から年産16万トンの生産ラインの操業を中断した。同社は「市場の需要が回復するのを見極めた上で、操業を再開したい」と説明している。13日付経済日報が伝えた。
USIが生産するPEのスポット価格は1キログラム当たり1,280~1,317米ドルで、台湾中油から供給を受ける原料のエチレン価格(同1,387米ドル)を下回る原価割れの状況に陥っている。
市場関係者は他社にも操業中断の動きが広がるかどうか注目しており、今後相場が一段安となれば、台湾中油の第5ナフサ分解プラント(通称五軽)も操業中断に追い込まれるのではないかとの見方が出ている。
汎用樹脂の相場下落は、中国政府による金融引き締め政策などが原因。市場関係者によると、PE以外にポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ABS樹脂なども原価割れの状況で、石化業界各社は対応に苦慮しているという。
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